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テニス肘が急増!?

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物をつかんで持ち上げる動作やタオルをしぼる動作をする際に、

肘の外側から前腕にかけて激痛が走るというのがテニス肘の主な症状です。

 

近年、パソコンが原因でテニス肘を患うケースが増えてきているそうです。

 

かつてテニス肘は、タイピストや調理師、SE、事務職の人、主婦など、手首を酷使する人特有の疾患でしたが

家庭やオフィスにパソコンが普及してからは、誰もがかかる疾患になってきました。

こういったテニス肘患者はここ10年で倍以上、もしくは3倍程度になっているそうです。

 

ビジネスマンはもちろん、インターネットにハマった主婦などもテニス肘を発症しています。

 

テニス肘(上腕骨外上顆炎)が起こるメカニズムは、

肘の外側から前腕にかけての筋肉(短橈側手根伸筋)の炎症。痛みやしびれ、腫れなどの症状が出ます。

短橈側手根伸筋は、手首を固定したまま外側に反らせる動作を司る筋肉で、

その為、キーボードをたたいたりマウスを操ったりしすぎると、酷使されて炎症を起こします。

 

原因はパソコンだけに限らず、重いカバンや買い物袋を持つなど

日常的な肘への負担との複合的なものから起こります。

 

ビジネスマンにとってパソコンの作業が、テニス肘の引き金になりやすいのは間違いありませんが、

仕事をするうえでパソコンを使わないというのは無理な話です。

 

予防する為の対策として、

手を反らさずにすむよう、常に手首を倒してキーボードやマウスを使うようにしましょう。

あと、手首にタオルを巻いたり、手首の下に置くハンドレストグッズを使ったりして、

手首を手より上に位置させるよう意識すれば発症する可能性は少なくなります。

 

これはテニス肘を患ってしまったあとにも有効な手段です。

発症したら、炎症を抑えるために冷シップで肘を冷やし、

痛みがない方の手で荷物を持つなど、なるべく負担をかけないようにするとよいでしょう。

 

 

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