近年、深刻化している社会人のストレス問題。
うつ症状を訴えるビジネスマンが増加しており、今まさに職場のストレスで悩んでいる人も少なくないと思います。
しかし、かたや同じ職場で同じプレッシャーを受けているはずなのに、あまりストレスを感じていない人もいます。
これはメンタルタフネスの個人差ともいえますが、一体そのような差はどこで生まれるのか?
人間が不安を感じるのは、脳の中の扁桃体という部位で、そこで感じる不安が強くなると
自律神経の中枢を刺激し、発汗やふるえなどの身体症状を引き起こします。
メンタルタフネスやストレス耐性の個人差は、扁桃体の感受性によって生まれるといえます。
扁桃体が不安を感じ続けると前頭葉にも不調をもたらし、「うつ」が引き起こされるとのことです。
つまり、ストレスやうつ病には、扁桃体の感受性が深く関わっているようなのです。
であれば、この扁桃体を鍛えて、少々のことには動じないタフなメンタルを持ちたいものです。
基本的に、扁桃体の感受性は遺伝や成長期の環境における経験である程度は決まると考えられています。
現実生活で注意できることは、睡眠不足やカフェイン、アルコールの摂り過ぎに気をつけることくらいです。
これらは扁桃体を刺激し、セロトニンの分泌を促してしまいます。
受けるストレスを減らそうとする努力より、受けたストレスをどのように発散するかが大事!!
多くの人が週5日以上拘束されて労働するなかで、ストレスを感じないようにするのは非現実的。
むしろ、ストレスは 『受けて当然のもの』 と考えるべきものです。
そのうえで、受けたストレスをどう発散していくか?
その日、その週にたまったストレスを定期的に発散しきれるよう工夫を重ねることが、
メンタルヘルスを向上させる最善策となります。
ストレスを発散するコツはあるのだろうか?
とにかく 『自分のための時間』 を定期的に作ることが大切です。
短い時間でも良いので、自分の趣味やスポーツなど、100%自分のために費やせる時間を確保しましょう。
逆にいくら休みがあっても、ずっと寝ていたり、家事に追われたりではストレスは解消できません。
それらを削ってでも、自分が楽しめることに没頭する時間を意識的に作ることがポイントです。
長さに関わらず、『自分のために時間を使えた』 という実感が重要です。
1日ごと、あるいは1週間ごとに、受けたストレスを発散しきり、溜めないこと!!
この意識を持って生活しないとストレスはどんどん蓄積され、『うつ』 へとつながっていきます。
春先は憂うつな気分になったり、落ち込んだりする人も多くなる季節です。
溜まっているストレスをこまめに発散し、楽しい春、生活を送りましょう!!
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